TGSW2024にボーフム大学教員を招聘

2024.10.03

2024年10月3日(木)に本学にて行われたTsukuba Global Science Week 2024において、ボーフム大学の教員を招いたセッションを実施しました。

「法をめぐるヨーロッパとの学際的対話:創成法学セッション」と題して行われた本セッションでは、セッションオーガナイザーを務めた本学人文社会系の秋山肇助教、ボーフム大学法学部のPeter Windel教授、本学人文社会系のZia Madani助教が講演を行なったのち、登壇した3名によるパネルディスカッションや参加者とのQ&Aを通して、グローバルに社会課題が複雑化する今日において求められている、学際的・国際的かつ社会との連携を基盤とした新たな法学の構築について議論が深められました。

セッション冒頭では池田潤副学長(国際担当)から開会挨拶がなされ、本セッションをきっかけとした筑波大学・ボーフム大学の更なる交流発展への期待が示されました。

 


ボン大学Hoch学長が永田学長を表敬訪問

2024.10.02

2024年10月2日(水)、ボン大学のMichael Hoch学長が永田学長を表敬訪問しました。

ボン大学とは、2011年に締結された全学協定に基づき活発な学術交流が行われており、今年度、文部科学省が実施する「大学の世界展開力強化事業~EU諸国等との大学間交流形成支援~」に採択となった本学のプログラムにおいても、積極的な学生交流を目指す協力大学の一つに数えられています。今回の表敬訪問においても、当該プログラムの実施についてなど、両学の交流の更なる促進に向け意見が交わされました。

Hoch学長には、同日開催されたTGSW2024のオープニングプレナリーにもご出席いただき、来賓挨拶を行なっていただきました。

 

重田副学長がボン大学を訪問

2024.09.06

2024年9月6日(金)、重田育照副学長(研究担当)及び上殿明良ボーフムオフィス所長が全学協定校であるボン大学を訪問しました。

今回の訪問は、文部科学省が実施する「大学の世界展開力強化事業~EU諸国等との大学間交流形成支援~」に、ボン大学を含む複数の欧州の大学と本学との協働プログラムが採択されたことを機に行われたもので、Birgit Ulrike Münch国際担当副学長によるボン大学の国際交流状況に係る説明や、Simon Stellmer教授による、Matter and Light for Quantum Computing (ML4Q)の取り組みについて説明がなされた後、複数の研究室見学を行いながら、両学の交流の可能性について議論を深めました。

ボン大学は、ドイツ連邦政府・各州政府が実施するエクセレンス戦略において「エクセレンス大学」として選定されている11校のうちの1校であり、ML4Qは同戦略内で優れた研究クラスターである「エクセレンス・クラスター」として認定されているものです。

今後更なる議論により、両国政府による支援事業の枠組みを最大限に活用した研究交流・学生交流の活発化を目指します。

※ ボン大学、ケルン大学、アーヘン工科大学及びユーリッヒ研究センターの研究者から成る量子コンピューティング分野の研究クラスター。

 

筑波大学-ボーフム大学共同シンポジウム Cutting Edge Research For Smart Societiesを開催

2024.09.05

9月5日にドイツのボーフム大学において、共同シンポジウムCutting Edge Research for Smart Societiesを開催しました。

昨年11月にボーフム大学内に置かれた筑波大学ボーフムオフィスの開設を記念して実施された本シンポジウムは、つくば市、ボーフム市の両市が実現を目指す「スマートソサエティ」への貢献を切り口とした研究発表等により、両大学の研究交流促進を目指すもので、本学からは重田 育照 副学長(研究担当)をはじめとする6名の教員及びボーフムオフィス駐在職員が現地参加をしたほか、複数の教職員がオンラインで参加し、Martin Paul ボーフム大学長による開会挨拶、永田 恭介 本学学長及びThomas Eiskirch ボーフム市長によるビデオメッセージで幕を開けました。

本シンポジウムでは、都市計画研究分野での長年にわたる日独交流への貢献により、日本政府から旭日中綬章を授与されたボーフム大学のUta Hohn 教授と、つくば市顧問・スーパーシティアーキテクトとしてつくば市のスーパーサイエンスシティ構想をリードする本学鈴木 健嗣 教授(システム情報系)による基調講演を皮切りに、両大学の教員によるプレゼンテーションを通して様々な分野の最先端研究のスマートソサエティとの関わりが示されました。また、両大学の研究支援担当者やJSPSボン研究連絡センターから、両大学間の研究交流促進に活用可能な助成制度についての説明が行われ、国際共同研究に高い関心を持つ両大学研究者の耳目を集めました。

Campus-in-Campus協定校の一つであるボーフム大学とは、スマートソサエティのテーマに限らずあらゆる分野での交流拡大を目指しており、本学が採択された文部科学省「大学の世界展開力強化事業〜EU諸国等との大学間交流形成支援〜」のプロジェクトにおいても、共にグローバル人材育成を目指すパートナー大学の一つに挙げられています。今回のイベントで生まれた結び付きが、更なる研究交流や教育プログラムの開設に繋がることが期待されます。

 

 

 


 

Uta Hohn教授への叙勲伝達式に参加

2024.09.04

2024年9月4日(水)、在デュッセルドルフ日本国総領事公邸で開催されたボーフム大学Uta Hohn教授への叙勲伝達式に本学教職員が参加しました。

本式典は、Hohn教授がボーフム大学都市計画分野の教授として日本・ドイツ間の学術交流及び相互理解の促進のために果たした功績を称え、日本政府から旭日中綬章を叙勲されたことを記念して行われたもので、本学からは重田育照副学長(研究担当)、上殿明良教授(ボーフムオフィス所長)、天笠俊之教授、鹿野豊教授、藤井さやか准教授、秋山進一郎助教、及びボーフムオフィス駐在員の7名が参加し、Hohn教授への祝意を示しました。

長年Hohn教授と共同研究・学生交流を行ってきた藤井准教授からの祝辞においては、Hohn教授が両学の交流やつくば市・ボーフム市の都市間交流における重要な役割を担ってきたことへの敬意・感謝の意が述べられました。Hohn教授によるスピーチにおいても、引き続き両学の交流を意欲的に進めたいこと、そして、次の世代にも交流のバトンを繋げていくことが重要であることが述べられました。

式典には、在デュッセルドルフ日本国総領事館やボーフム市、ボーフム大学等から、日独協力において重要な役割を担う関係者が多数参加し、互いに交流を深めました。

 

 


 

【9月5日(木)開催】筑波大学-ボーフム大学共同シンポジウム Cutting Edge Research For Smart Societies

2024.08.06

2024年9月5日(木)に、ボーフム大学との共同シンポジウム「Cutting Edge Research For Smart Societies」を開催します。

本イベントは、筑波大学ボーフムオフィスの開所を記念してボーフム大学にて開催されるもので、ライブストリーミング(Zoomミーティング形式)による日本や他国からの視聴も可能です。イベント実施言語は英語です。

ストリーミングURL:
https://ruhr-uni-bochum.zoom-x.de/j/61841309304?pwd=ouZnb0BlRaTeIbBthSKltUad6xgB5O.1

ミーティングID: 618 4130 9304
コード/パスワード: 185657

両学における最先端の研究の数々が、つくば市、ボーフム市が共に推進するスマートソサエティの実現に向けどのように活用できるか、11名の研究者によるキーノートスピーチ及びプレゼンテーションをとおして考えます。

イベントの後半には、両学の研究者が連携する上で活用可能な研究助成制度についての説明も行われます。

 

タイムスケジュール

ドイツ時間 日本時間 プログラム プレゼンター
9:00 16:00 Opening Remarks Prof. Martin Paul
Rector, Ruhr-Universität Bochum
9:03

16:03

Greeting (Video Message)

Prof. Kyosuke Nagata
President, University of Tsukuba
Mr. Thomas Eiskirch
Mayor, City of Bochum
9:10 16:10 Event Summary Description Prof. Günther Meschke
Vice Rector for Research and Transfer, Ruhr-Universität Bochum

Prof. Yasuteru Shigeta
Vice President and Executive Director for Research, University of Tsukuba

9:20 16:20 Keynote Speech 1 Smart Cities? Co-Designing Just, Sustainable and Resilient Cities by using the Potentials of Digitisation

Prof. Uta Hohn
Ruhr-Universität Bochum

9:40 16:40 Keynote Speech 2 Tsukuba Super Science City Challenges through University-Local Government Collaboration

Prof. Kenji Suzuki
University of Tsukuba

10:00




17:00




Presentations

Cutting Edge Research at UT and RUB―Applicability to Smart Societies

 

 

 

 

Sustainable behavior and digitalisation in Smart Societies

Prof. Andreas Löschel
Ruhr-Universität Bochum

Creating Livable Places with Communities in the Smart Sustainable Cities

Prof. Sayaka Fujii
University of Tsukuba

Harnessing Cloud, Network and AI to support 6G Services

Prof. Tarik Taleb
Ruhr-Universität Bochum

Human-centred AI and the Research Centre Trustworthy Data Science

Prof. Martina Angela Sasse
Ruhr-Universität Bochum

Trustworthy data platform for smart cities

Prof. Toshiyuki Amagasa
University of Tsukuba

Digital Sovereignty for End-Users: The ongoing fight between the needs of individuals and the design of services

Prof. Karola Marky
Ruhr-Universität Bochum

Seeking Ultimate Randomness in the Nature

Prof. Yutaka Shikano
University of Tsukuba

Quantum Computing: Entangling Future Societies

Prof. Michael Walter
Ruhr-Universität Bochum

Tensor networks connecting quantum and classical computations

Prof. Shinichiro Akiyama
University of Tsukuba

11:30 18:30 Short Break  
11:45 18:45 Inter-University Exchange Project Brief introduction of our proposal for “Inter-University Exchange
Project” by MEXT
Prof. Shinji Kuroda
University of Tsukuba
12:05 17:05 Funding Information Session Dr. Stefan Riedel
Ruhr-Universität Bochum
Dr. Kazuaki Ota
Dr. Chen Chen
University of Tsukuba
Prof. Günther Meschke
Vice Rector for Research and Transfer, Ruhr-Universität Bochum
Academic Advisory Group Member, Worldwide Universities Network
JSPS and its International Programs

Mr. Jun Yano
International Program Associate, JSPS Bonn Office


筑波大学-ボーフム大学 オンライン学生シンポジウムSUSTAINABILITY HORIZONSを開催

2024.06.13

2024年6月13日(木)に、筑波大学-ボーフム大学 オンライン学生シンポジウムSUSTAINABILITY HORIZONSを開催しました。

本イベントは、筑波大学とボーフム大学による、サステナビリティ分野での交流の第一歩として実施されたもので、筑波大学DESIGN THE FUTURE機構の鈴木石根副機構長及びボーフム大学Green Office(Nachhaltigkeitsbüro)のAndreas Löschel教授による、両学におけるサステナビリティに関する取り組みの説明の後、筑波大学からは、学内外でのサステナビリティ活動に取り組む学生グループであるEcho UTのメンバーが、ボーフム大学からは、Green Officeにおいて学生主導によるキャンパス・サステナビリティの企画を推進する学生スタッフが、各々の活動について紹介しました。

参加者からは、互いの活動に大いにインスピレーションを得られた、グローバルコミュニケーションの場として素晴らしい機会であった、といった意見が交わされ、引き続き対話を続けていくことの重要性が再認識されました。今後も両学では、サステナビリティ分野での更なる連携を目指していきます。