DWIH東京シンポジウム:高齢化社会を支えるイノベーションに本学教員が登壇

2025年10月7日に慶應義塾大学三田キャンパスにて開催された「DWIH東京シンポジウム:高齢化社会を支えるイノベーション」に、本学の教員が登壇しました。

ドイツ科学・イノベーションフォーラム東京(DWIH東京)が主催し、本学の全学協定校であるケルン大学が共催に加わった本イベントでは、ドイツ、日本をはじめとする世界各国から、高齢化社会をテーマとした各種取り組みを行う専門家が集い、健康的な高齢化に向けた革新的な解決策や国際的な連携戦略について議論する多様なプログラムが実施されました。後援としてイベントに名を連ねた本学からは、上殿明良教授(海外拠点欧州地域責任者/ボーフムオフィス所長)が開会挨拶を行ったほか、高橋智教授(医学医療系長/解剖学・発生学研究室)と村木功教授(医学医療系/社会健康医学研究室)がパネルディスカッションに、山田実教授(人間系/介護予防研究室)と村上宏昭准教授(人文社会系/ドイツ近現代史)がポスターセッションに参加し、他の登壇者や参加者たちと活発に意見を交わしました。

DWIH東京との連携によるイベント実施は、4月に本学東京キャンパスで行われた「Conference on Global Health Innovations」に続き、今年2回目となります。今後も、同フォーラムおよびドイツの各学術機関との共同によるイベント開催等を通して、日独学術交流の促進を図っていきます。

 


 

ボーフム大学多様性医学研究所教員が筑波大学の研究室を訪問

2025年10月1日から3日にかけて、ボーフム大学多様性医学研究所のIna Otte教授とNino Chikhradze博士が筑波大学の複数の研究室を訪問しました。

筑波会議2025及びCampus-in-Campus年次会議の開催に合わせてつくばを訪れた両名は、ヘルスサービスリサーチ研究室においてセミナーやディスカッションを実施し、また、Chikhradze博士はがん看護学・ケアシステム研究グループ及び高齢者ケアリング学研究室への訪問も実施し、共同研究や学生交流の可能性について活発な意見交換を行いました。

 


 

[10月7日, 東京] DWIH東京シンポジウム:高齢化社会を支えるイノベーション

2025年10月7日(火)に、筑波大学が後援する学術イベント「DWIH東京シンポジウム:高齢化社会を支えるイノベーション」が以下のとおり開催されます。日独が共通して直面している高齢化という大きな社会課題について、革新的な解決策や国際的な連携戦略が議論されます。様々な視点から高齢化のテーマに第一線で取り組む日独の研究者、政策立案者、イノベーターたちと交流が可能な貴重な機会となりますので、奮ってご参加ください。

詳細及び参加登録方法は下記DWIH東京のウェブサイトをご確認ください。

https://www.dwih-tokyo.org/ja/event/innovations-for-an-aging-society/

 

日程:2025年10月7日(火)

開始時間:10:00(受付開始 9:30)

会場:慶応義塾大学 North Annex (北別館) (〒108-0072 東京都港区三田1-4-65)

言語:英語

参加費:無料

筑波大学からの登壇者:

開会挨拶
上殿明良 教授(数理物質系、海外拠点欧州地域責任者)

パネルディスカッション
高橋智 教授(医学医療系長、解剖学・発生学研究室)

村木功 教授(医学医療系、社会健康医学研究室)

ポスターセッション
山田実 教授(人間系、介護予防研究室)

村上宏昭 准教授(人文社会系、ドイツ近現代史)


主催:ドイツ 科学・イノベーションフォーラム東京(DWIH東京)

共催:慶応義塾大学、ケルン大学

後援:駐日ドイツ連邦共和国大使館、東京科学大学、筑波大学

 

 

永田学長がボーフム大学開学60周年記念イベントに参加

6月18日にドイツのボーフム大学(本学Campus-in-Campus協定校)で行われた開学60周年の記念イベントに、永田 恭介 学長が参加しました。

1965年に大戦後の西ドイツで最初の大学として設立されたボーフム大学の、開学60周年を祝う本イベントでは、開学からの歴史を振り返る展示の紹介や、開学当時のキャンパスの様子を再現した記念模型の除幕式が行われました。

イベント冒頭のMartin Paul学長及びThomas Eiskirchボーフム市長による挨拶においては、ボーフム大学が築き上げてきた国際的な連携を象徴するものとして本学との協定関係にも言及され、会場に集まった参加者から永田学長への拍手が送られる一幕もありました。

イベントの前後には、永田学長とボーフム大学Institute of Diversity Medicine及びFaculty of Sport Scienceの研究者との会談、ボーフム大学発スタートアップ企業xemX社への訪問、両学長による会談が実施され、今後の各分野での両学の協力について盛んに意見が交わされました。


 

ボーフム市・ボーフム大学等と共同でConference on Global Health Innovationsを実施

4月24日に本学東京キャンパスにおいて、Conference on Global Health Innovationsを実施し、60名を超える参加者を迎えました。

ボーフム市・ボーフム大学代表団の来訪に合わせて実施された本イベントは、ドイツと日本の革新的なヘルスケア・エコシステムについての洞察を提供することを目的としたもので、本学やボーフム大学、ボーフム市に加え、ドイツ科学技術イノベーションフォーラム東京(DWIH Tokyo)や、ノルトライン・ヴェストファーレン州貿易投資振興公社(NRW. Global Business)といった日独の学術・産業交流において重要な役割を果たす複数の機関が協力する形で開催されました。

本学からは、サイバニクス研究センター研究統括山海嘉之教授によるキーノートスピーチや、つくばデジタルバイオ国際拠点リーダー西山博之教授による講演を筆頭に、医学医療系の髙橋秀徳教授、丸島愛樹准教授、人間系の菅原大地准教授がポスターセッションに参加、医学医療系の田宮菜奈子教授がパネルディスカッションに登壇し、スマートヘルス分野における本学の先進的な取り組みの数々が紹介されました。

ボーフム市には、医療技術の分野におけるヨーロッパ有数の拠点であるHealth Campusが存在し、多数のヘルスケア関連スタートアップ企業が集まるなど、ノルトライン・ヴェストファーレン州においてスマートヘルス分野を牽引する役割を担っており、今後も当該分野での本学との協力関係構築が期待されます。

 

 

 

ボーフム市・ボーフム大学代表団が本学を訪問

2025年4月22日から24日にかけて、ドイツのボーフム市・ボーフム大学代表団が本学を訪問し、学生や教職員との多岐にわたる交流を実施しました。

Thomas Eiskirchボーフム市長やボーフム市議会議員、Martin Paul学長をはじめとするボーフム大学一行、ヘルスケア関連のスタートアップ企業関係者、VfLボーフム(ドイツ1部リーグ所属のプロサッカークラブ)関係者等、総勢21名から成る代表団による訪問は、2019年に締結されたつくば市とボーフム市の協定関係に基づき実施されたもので、両都市間交流の中心的な役割を担う機関として、本学もつくば市とともにプログラムの企画・運営に深く関与しました。

4月22日には、ボーフム大学から心理学科長のMaike Luhmann教授と多様性医学研究所のMarie von Lilienfeld-Toal教授を迎え、本学医学医療系の田宮菜奈子教授、市川政雄教授、堀愛准教授、人文社会系の松島みどり准教授(当時)との交流会を実施しました。各々の研究内容についての発表、質疑応答の後、「ウェルビーイング」や「医療への公平なアクセス」といった各研究者間で共通するテーマでの今後の連携の可能性について、進行役を務めた大根田修副学長(国際担当)と、遠藤靖典副学長(研究担当)も交えて活発な意見交換が行われました。その後、NIMS訪問を終えたMartin Paul学長、Mr. Randolph Galla, Ms. Reena Jamesと合流し、情報理工分野のダブルディグリープログラム開設の調印式、生命環境系トファエル・アハメド准教授との会談、スチューデントサポートセンターが主催する学生向け英語チャットイベントへの参加、サイバーメディスン研究センター西山博之教授への訪問、小林麻己人教授が主催する分子発生生物学研究室への訪問、附属病院血液内科及び精神神経科訪問、入江賢児教授が主催する分子細胞生物学教室への訪問を精力的に行い、両学から生まれうる様々な交流の可能性に目を向けました。

また、23日にはつくば市民センターにおいて永田学長とPaul学長による会談が行われ、これまで両学が着実に築き上げてきた交流の更なる促進について、前日の本学訪問の成果も踏まえて盛んに話し合われました。

続く24日には、Thomas Eiskirchボーフム市長率いる代表団全体による本学表敬訪問が行われました。前日につくば市とボーフム市がスタートアップ推進に関する協定を締結したことを受け、Eiskirch市長、Paul学長、永田学長をはじめとする参加者が産学官連携の重要性等について活発に意見が交わされたほか、上殿明良教授(数理物質系/海外拠点 欧州地域責任者)による本学とボーフム大学の交流状況紹介、大山高教授(体育スポーツ局スポーツアドミニストレーション部門 部門長)によるVfLボーフムとの連携の見通しなどについてのプレゼンテーションが行われました。2025年3月に締結されたばかりのVfLボーフムとの協定は、都市間交流と大学間交流の調和を象徴するものです。本学とボーフム大学、ボーフム市、つくば市の4者はこれまでも、大学間、都市間の交流に留まらない関係構築を実現しており、今後もその良好な関係を最大限活かした連携事業の推進が期待されます。

 

 


 

筑波大学・ボーフム大学 都市計画分野サマースクール成果報告会を開催

2025.01.24

2025年1月24日、ボーフム大学地理学研究所のウタ・ホーン教授と筑波大学ボーフムオフィスの共催により、都市計画分野サマースクール2024の成果発表会が行われ、修士課程の学生7名がプレゼンテーションを行いました。当該サマースクールは、筑波大学藤井さやか准教授の指導を受ける社会工学学位プログラムの学生と協力して2024年9月に開催されました。これに先立ち、2024年7月にドイツ・ルール地方でのサマースクールが開催されています。

プレゼンテーションは、東京臨海副都心、豊洲、羽田イノベーションシティ、大丸有地区、京島、柏の葉スマートシティ、柏ビレッジといった、東京首都圏の異なる都市空間における都市変革プロセスについての多岐にわたる内容で、最後には、「スーパーサイエンスシティ」つくばにおけるイノベーションエコシステムの分析と都心部の再活性化へのアプローチについての発表も行われました。

発表後は、ポスター展示による参加者と発表学生の意見交換の場が設けられました。当日発表されたポスターは現在、ボーフム大学IA棟6階にある国際都市開発ワーキンググループの廊下に掲示されています。

 


 

ボーフムにて筑波大学交流会を開催

2025.01.24

2025年1月24日、ボーフム大学内レストランQ -Westにて筑波大学交流会を開催しました。

筑波大学・ボーフム大学 都市計画分野サマースクールの成果発表会に続いて開催された本交流会には、サマースクール参加者のほか、ドイツ内協定校に留学中の本学学生、筑波大学への留学経験がある、または今後留学予定のボーフム大学の学生など、総勢約30名が参加し、親交を深めました。

筑波大学は、2023年に発足したTSUKUBA UNIVERSAL ALUMNI NETWORK (TUAN)をはじめとした、海外同窓生ネットワークの構築に尽力しています。今後、ドイツでの同窓生間交流がさらに活発化するよう、ボーフムオフィスでも積極的に支援を行っていきます。

 

 

TGSW2024にボーフム大学教員を招聘

2024.10.03

2024年10月3日(木)に本学にて行われたTsukuba Global Science Week 2024において、ボーフム大学の教員を招いたセッションを実施しました。

「法をめぐるヨーロッパとの学際的対話:創成法学セッション」と題して行われた本セッションでは、セッションオーガナイザーを務めた本学人文社会系の秋山肇助教、ボーフム大学法学部のPeter Windel教授、本学人文社会系のZia Madani助教が講演を行なったのち、登壇した3名によるパネルディスカッションや参加者とのQ&Aを通して、グローバルに社会課題が複雑化する今日において求められている、学際的・国際的かつ社会との連携を基盤とした新たな法学の構築について議論が深められました。

セッション冒頭では池田潤副学長(国際担当)から開会挨拶がなされ、本セッションをきっかけとした筑波大学・ボーフム大学の更なる交流発展への期待が示されました。

 


ボン大学Hoch学長が永田学長を表敬訪問

2024.10.02

2024年10月2日(水)、ボン大学のMichael Hoch学長が永田学長を表敬訪問しました。

ボン大学とは、2011年に締結された全学協定に基づき活発な学術交流が行われており、今年度、文部科学省が実施する「大学の世界展開力強化事業~EU諸国等との大学間交流形成支援~」に採択となった本学のプログラムにおいても、積極的な学生交流を目指す協力大学の一つに数えられています。今回の表敬訪問においても、当該プログラムの実施についてなど、両学の交流の更なる促進に向け意見が交わされました。

Hoch学長には、同日開催されたTGSW2024のオープニングプレナリーにもご出席いただき、来賓挨拶を行なっていただきました。