さくらサイエンスプログラムの支援の下、ペルーのラ・ウニオン学校及びホセ・ガルベス学校の生徒8名と引率教員2名を招へいし、2024年2月25日~3月2日までの7日間の研修プログラムを実施しました。研修において、参加者には、日本における最先端の減災・防災科学技術や研究、取組について学びつつ、日本の大学を訪問し、日本留学を含めた今後の進路やキャリアパスについて選択肢を広げてもらうことを目的としています。
一行は、2月25日夜につくば市に到着し、筑波大学グローバルゲストハウスにて日本滞在がスタートしました。
プログラム開講にあたって、ロベルト・セミナリオ在日ペルー全権大使を迎えて開講式を開催しました。本学からは大根田修国際局長、実施主担当者である小金澤禎史准教授を含む6名の教員と今回の研修受入大学である西日本工業大学と京都精華大学から、武村泰範教授、 富永萌子助教、アンドレア・ウルシマ准教授が出席しました。加えて、ペルーから参加生徒の保護者もオンラインで出席しました。式終了後に、参加生徒とセミナリオ大使との懇談の場が設けられました。
続いて、本学サンドラ・プエンテス助教より本学の英語で開講されている融合工学学位プログラムの紹介や2011年の東日本大震災でのプエンテス助教自身が行ったボランティア活動について紹介がありました。午後には、筑波大学都市防災研究室の梅本通孝准教授による「筑波研究学園都市の都市計画と防災」について講義が行われ、災害リスクと「防災」のサイクル、都市計画アプローチによる「防災」、筑波研究学園都市の建設と防災について学びました。
2月27日には、実施研修として、つくば市内にある防災科学技術研究所2023年4月常総市にオープンした「道の駅 常総」、埼玉県春日部市にある日本の最先端土木技術を集結し整備された世界最大級の地下放水路「首都圏外郭放水路」を訪問しました。
一行は2グループに分かれ、2月28日から3月2日まで京都と福岡をそれぞれ滞在し、京都精華大学、西日本工業大学で研修を受けました。3月2日に閉講式・修了証授与を行い、帰国の途へつきました。
今回の研修の機会を与えてくださったJSTさくらサイエンスプログラムに深く感謝するとともに、参加生徒が再び留学生として日本へ戻ってくること、本学とラ・ウニオン学校、ホセ・ガルベス学校との交流がより一層促進されることが期待されます。
詳細についてはさくらサイエンス活動レポートを参照ください。