ペルー日系人協会(APJ)Jorge Igei会長が永田学長を表敬訪問

 

2025.7.31

 

7月31日、ペルー共和国・ペルー日系人協会(APJ)ホルヘ・イゲイ会長が筑波キャンパスを訪問され、永田 恭介 学長、大根田 修 副学長(国際担当)、平松祐司 筑波大学附属病院長/副学長・理事(医療担当)、福重 瑞穂 南米地域拠点長、小野 正樹 グローバルコミュニケーション教育センター長、遅野井 重雄 名誉教授、岩見早苗 国際室担当課長と懇談されました。

懇談では、協会の運営するセンテナリオ・ぺルアノ・ハポネサ病院と筑波大学との医療交流や11月にAPJで開催予定の日本語教師セミナー・ワークショップ等について意見が交わされました。
ペルー日系人協会(APJ)と本学との今後の具体的な交流が期待される訪問となりました。

 

表敬集合写真(中央:ペルー日系人協会(APJ)ホルヘ・イゲイ会長)

 

懇談の様子

 

 

 

 

本学学生がブラジルで法を通じた国際交流・国際会議参加

 

2025.8.16

 

2025年8月11日から8月15日にかけて、本学人文社会系の秋山肇助教引率のもと、本学 社会・国際学群 社会学類、グローバル教育院 地球規模課題学位プログラム(学士)学生がブラジルのサンパウロ、ブラジリアにて研修を実施しました。本研修は、連邦高等裁判所(STJ)、第三地区連邦地方裁判所、在ブラジル日本国大使館、在サンパウロ日本国総領事館、JAPAN HOUSE、サンパウロ大学をはじめとする現地機関の協力のもと、人権・環境・AIなどのテーマを中心に、法の視点から現地学生との共修や、現地関係者との交流、国際会議の参加を目的として行われました。

サンパウロでは、在サンパウロ日本総領事館の清水亨総領事を表敬訪問し、学生の問題意識に関する意見交換が行われ、和やかな雰囲気の中で交流が進みました。その後JAPAN HOUSEを訪問し、ブラジルでの日本への関心の高さに触れる機会となりました。また第三地区連邦地方裁判所を訪問し、カルロス・ムタ裁判所長との懇談や法廷・展示室の見学を通じて、ブラジル司法制度への理解を深めました。本学教員・学生の訪問は、第三地区連邦地方裁判所のウェブサイトでも紹介されました。

サンパウロではまた、本学のCampus-in-Campus (CiC)パートナーであるサンパウロ大学に訪問し、同大学二宮正人名誉教授の仲介のもと、法学部生とのディスカッションを通じて、法や社会問題に関する意見交換が行われました。筑波大学の学生は英語で積極的に発表を行い、異文化間の理解を深める貴重な機会となりました。さらにサンパウロ大学で行われた秋山助教らの講演にも参加し、同大学学生の質疑応答から学ぶ機会にもなりました。

ブラジリアでは、STJにて開催された第1回STJ日伯法会議(1st Brazil-Japan Law Congress)に参加しました。同会議では「気候変動、環境と人権」「AIガバナンス」などのテーマについて議論が行われ、秋山助教は「Climate Change, Environment, Migration and Human Rights」と題した発表を行いました。学生も会議に参加し、昼食や記念撮影にも加わるなど、貴重な経験を積みました。また同会議発表者とともに連邦議会の特別見学ツアーに参加し、ブラジルの立法制度や議場の構造などについて学びました。

本学からブラジルに渡航して学生や現地関係者との交流、会議に参加したことについて、多くの現地関係者から高い評価をいただきました。本学は2025年1月にサンパウロ大学で開催された第一回日伯学長会議を共催しており、今後も日本とブラジルの学術交流を推進していくことが期待されています。

 

【在サンパウロ日本国総領事館の清水亨総領事とともに】

 

【サンパウロ大学法学部にて二宮正人名誉教授とともに】
【サンパウロ大学学生との交流後に】
【秋山助教による第1回STJ日伯法会議での発表】
【第1回STJ日伯法会議後にヘルマン・ベンジャミンSTJ長官ともに】

 

 

 

 

ブラジル・パラナ州科学技術高等教育事務局(SETI)が永田学長を表敬訪問

 

2025.6.3

 

6月3日、ブラジル パラナ州科学技術高等教育事務局(SETI)からパウロ・シュミット 国際アドバイザーが筑波キャンパスを訪問され、永田 恭介 学長、大根田 修 副学長(国際担当)、福重 瑞穂 南米地域拠点長、福田 直也 T-PIRCセンター長、岩見早苗 国際室担当課長と懇談しました。

 

パラナ州およびSETIと本学は、相互訪問を重ねながら、研究交流の推進に向けて連携を強化しており、今回のシュミット氏の訪問では、研究交流の推進に関しての更なる相互協力について、意見交換を行いました。

 

今後のさらなる交流が期待されます。

表敬集合写真
左から大根田 修 副学長(国際担当)、福重 瑞穂 南米地域拠点長、永田 恭介 学長、パウロ・シュミット 国際アドバイザー、福田 直也 T-PIRCセンター長

 

懇談の様子

 

 

 

 

 

ロスアンデス大学ヒメナ・ウルタド・プリエト研究・クリエーション担当副学長が本学を訪問

2025.05.27

 

2025年5月27日(水)ロスアンデス大学(コロンビア)よりヒメナ・ウルタド・プリエト研究・クリエーション担当副学長及び同大学日本センター文化代表のベッツィ・フォレロ・モントーヤ准教授が本学を訪問しました。学術及び研究協力の拡大を目的とした話し合いが午前と午後の2回に亘って行われ、最後に南米からの留学生との懇談会も行われました。

午前中の 教員との懇談では、 福重 瑞穂 南米拠点長、小金澤 禎史 南米副拠点長、HO Kiong医学国際連携委員長、サンドラ・プエンテス システム情報系 助教、太田 一陽 研究マネジメント室副室長が参加し、熱帯疾患やテクノロジーを活用した医療ソリューションに関する共通の関心事項についての議論が行われるとともに、研究連携の可能性が話し合われました。

午後の懇談では大根田 修 副学長(国際担当)、遠藤 靖典 副学長・理事(研究担当)らとリベラルアーツ教育、デジタル変革、科学外交や学生交流およびインターンシップなどについて幅広く話し合いが行われました。

本訪問は、現在筑波大学に在籍するロスアンデス大学卒業生 による学生交流セッションで締めくくられました。

今回の訪問を契機に、本学とロスアンデス学との相互交流のさらなる活発化が期待されます。

 

教員との懇談の様子
左から:小金澤南米副拠点長、HO医学国際連携委員長、ウルタド研究・クリエーション担当副学長、福重南米拠点長、モントーヤ准教授、プエンテス助教、ジャンカルロ・カルメリノUIA(ペルー担当)

 

副学長懇談の様子
左から4番目より:大根田副学長(国際担当)、ウルタド副学長、モントーヤ准教授、遠藤副学長(研究担当)

 

ロスアンデス大学からの留学生との懇談の様子

在東京ブラジル総領事館一行が筑波大学を訪問

 

2025.4.10

 

4月10日、在東京ブラジル総領事館からアンドレ・シェルモン・デ・リマ 総領事、ダニエル・コーレル・レイテ 代理領事、フラヴィオ・コヘア・ピント・バストス 副領事、藏貫 クラウディア 理奈 総領事補佐官が筑波キャンパスを訪問されました。

一行は、福重 瑞穂 南米地域拠点長らと面会し、在日ブラジル人の教育に関わる領事館の取り組みと、筑波大学が受託している文部科学省「日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業(南米地域)」の活動との相互協力について意見を交わしました。

本訪問を通じて、ブラジルの若者に向けた日本の高等教育に関する情報提供の深化に向けて、ブラジルの関係機関との協力の活発化が期待されます。

 

懇談の様子
福重 瑞穂 南米地域拠点長 と
アンドレ・シェルモン・デ・リマ 総領事

 

 

 

 

 

 

 

 

日伯学長会議をブラジル・サンパウロで開催

2025.02.03

2025年1月31日(金)、日伯学長会議(Japan-Brazil University Rectors‘ Summit)を、ブラジル・サンパウロ大学で開催しました。本学長会議は、ブラジル・日本外交関係樹立130周年記念行事として、サンパウロ大学と筑波大学との共催で実施されました。

本会議開催にあたり、日本外務省、在ブラジル日本国大使館、在サンパウロ日本国総領事館、文部科学省、ブラジル教育省の全面的な協力をいただきました。本会議は、分野を超え複雑多岐にわたる地球規模課題の解決に挑むべく、日本とブラジルの双方の大学の学長、副学長等代表者が一堂に会し、「国際社会の一員として大学がどのように社会と関わり持続可能な発展に貢献するか」、「両国の大学がどのように連携を深め、人材育成に協働で当たるのか」等について考えを共有し、議論する場として開催されたもので、日本・ブラジルの各10大学および関係機関から約60人が出席しました。

Sergio Proençaサンパウロ大学国際担当副学長によるブラジル側参加大学紹介
大根田修筑波大学国際局長による日本側参加大学紹介

オープニングセッションでは、林禎二駐ブラジル日本国特命全権大使、ブラジル外務大臣代理のDr. Rodrigo de Carvalho Dias PAPA外務省第一秘書官から祝辞を頂戴するとともに、藤原章夫文部科学省事務次官及びCamilo Santanaブラジル教育大臣からのビデオメッセージが披露されました。

更に、本会議主催の永田恭介筑波大学長及びCarlos Gilberto Carlotti Juniorサンパウロ大学長から、本会議の趣旨説明及び開会宣言があり、二宮正人サンパウロ大学名誉教授から、「Japanese Immigrants and their Education in Brazil」と題して基調講演をいただきました。

二宮正人サンパウロ大学教授による基調講演

続いて、グループディスカッションが行われ、参加大学は、「研究連携」及び「学生交流」のテーマで、研究連携は、①Cyber Security and AI、②Ocean and Disaster Management、③Climate Change and Clean Energyを、学生交流は、①Student Exchange and Online Education、②Student Exchange and Learning Languagesをトピックスとして、各々の大学の取組状況、課題、解決策及び今後の展望について、活発に議論を行いました。

グループディスカッション

さらに両国の助成機関による「Funding Opportunity」のセッションが行われ、ブラジル側は、CAPES、CNPq、FAPESPが、日本からは、Japan Society for the Promotion of Science (JSPS)及びJapan Science and Technology Agency (JST)がそれぞれ両国の学術交流推進のための様々な助成事業を紹介しました。

最後に、会議総括として、各グループディスカッションのまとめ及び「共同宣言」が読み上げられ、会議は幕を閉じました。

学長会議共同宣言署名:Carlottiサンパウロ大学長と永田学長

なお、本会議に先立ち、1月30日には、在サンパウロ日本国総領事館主催レセプションが開催され、清水享総領事を始め、林大使、会議参加大学、日系機関、ブラジル関係機関の約70人が参加し、交流を深めました。

在サンパウロ日本国総領事公邸でのレセプション:左から清水総領事、永田学長、林大使、Carlottiサンパウロ大学長、Prof. Ricardo Galvão CNPq会長

 

また、会議翌日の2月1日には、日本からの参加大学は、石川レナト・ブラジル日本文化福祉協会 (BUNKYO)会長が所有するアリアンサ農園(Fazenda Aliança)を視察しました。広大な農園で収穫されたコーヒーの精製過程の説明に、参加者は大変興味深く耳を傾けていました。

アリアンサ農園視察の様子:集合写真
アリアンサ農園視察の様子:    コーヒー豆乾燥設備

本学は、この機会に本会議に出席したミナス・ジェライス連邦大学と学術および学生交流を締結しました。これは、昨年秋に同大学長が本学を訪問され、永田学長と意見交換を行った際に、協定締結について合意されたことによるものです。

ミナス・ジェライス連邦大学との協定締結:Goulart Almeida Sandra学長

 

本学長会議を通じ、地球規模課題の解決に向けた組織的な連携が強化され、参加大学による二国間の学術交流を通じたますますの国際貢献が期待されます。

 

 

 

 

 

 

筑波大学が第6回日墨学長会議に参加

2024.10.1

9月4日(水)~5日(木)の2日間、メキシコ国立工科大学(IPN)で第6回日墨学長会議が開催され、本学から池田潤副学長・理事(国際担当)および生命環境系の渡邉和男教授が参加しました。

今回の会議では両国の産学官が連携して、感染症拡大、気候変動、食糧や水の不足、雇用喪失など様々な世界規模の課題に立ち向かうための方策が議論され、共同声明が合意されました。日本からは、本学、日本側事務局の上智大学を含め9大学が、メキシコからは幹事校のIPNや、本学と国際交流協定を結んでいるメキシコ大学院大学、メキシコ農業科学大学院大学、グアダラハラ大学を含め60大学以上が参加しました。さらに、両国の政府機関、民間企業の参加もありました。

渡邉和男教授はセッション4「エネルギー、主権、食品の安全性を重視した持続可能な開発」において、メキシコ遺伝資源の多様性評価と持続的利用の基盤構築に向けて本学がこれまで実績を積み重ねてきた国際科学技術協力の事例等を紹介しました。

日墨学長会議はこれまで2~3年ごとに日本とメキシコで交互に開催されています。次回は日本で開催され本学が幹事校を務める予定となっており、池田副学長は会議の最後に次回幹事校としての挨拶をおこないました。

 

【第6回日墨学長会議参加者(メキシコ国立工科大学にて)】

【開会式の様子】

 

 

 

【共同声明への署名】

 

【池田副学長による次回幹事校挨拶】

 

【動画による本学紹介の様子】

 


イッサ・ワタナベ絵画展

Japanese / English

2024.7.26

近年において最も著名なラテンアメリカのイラストレーターのひとりであるイッサ・ワタナベ(1980年、リマ生まれ)の絵画展『Migrantes(移動するものたち)』が開催されます。彼女の絵本『Migrantes(移動するものたち)』は、スペインをはじめ18か国で出版され、リブレテル賞(2020年、バルセロナ)やBIBFアナナス大賞(2021年、北京)など、権威ある賞を受賞しています。彼女の代表作を鑑賞できる貴重な機会ですので、ご友人をお誘いあわせの上ぜひご参加ください!

【日時】2024年9月24日(火)〜9月30日(月)10:00〜17:00(土曜日、日曜日は休館)

【場所】筑波大学総合交流会館(つくば市天久保3丁目)

https://www.tsukuba.ac.jp/access/tsukuba-campus/annivarsaryhall.html

【入場料】無料

【共催】駐日ペルー大使館 【主催】筑波大学

【申込方法】事前申し込み不要。直接会場にお越しください。

【問合せ先】筑波大学国際局国際室 Email: saopaulo-office@un.tsukuba.ac.jp

★同日開催 遅野井先生による特別講演の会場が変更になりました。
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9月24日(火)14:00 – 14:40
遅野井 茂雄先生(元人文社会学研究科長)の特別講演(日本語のみ)
「ペルーにおける日系社会とその貢献:日本人移住125周年に寄せて」
会場:大学会館C棟三階「国際会議室」
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第25回サンパウロ(ブラジル)日本祭りにて日本留学フェアを開催

2024.07.12~07.14

7月12日(金)~7月14日(日)に、ブラジルの第25回サンパウロ日本祭りにて日本留学フェアを開催しました。この留学フェアは、筑波大学が文部科学省より受託している「日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業(南米地域)」の今年度の活動の一環として日本の高等教育機関などに広く声掛けをして実施したもので、今回のフェアでは18機関が資料の展示・配布を行いました。また、そのうち3機関はサンパウロの会場に現地参加し、直接訪問者への説明を行いました。

サンパウロ日本祭りは、世界最大級の日本祭りで、毎年、様々な文化・食などのイベントが開催され、日本の各都道府県の県人会などのブースも出展されます。今年度は3日間で約18万4,000人が来場しました。この開会式には、本学の福重瑞穂サンパウロオフィス副運営管理者が来賓として出席しました。

日本留学フェアのサンパウロ日本祭りへの出展は2016年以降、実績を積み重ねています。今年度のブースは、経費等高騰の中、昨年度の3分の1以下の面積(24平方メートル)であったにもかかわらず、3日間で昨年度とほぼ同程度の規模の延べ1,000名が来場しました。ミナスジェライス州やパラナ州など遠方から留学相談のために来場くださった来訪者もいました。またプレゼンテーションエリアにおいて本事業が主催する日本留学に関する説明会および情報提供を計4回行い、延べ80名が参加しました。参加者の日本留学への関心は高く、今後のブラジルから日本への留学生数の更なる増加が期待されます。

↑【サンパウロ日本祭りの日本留学フェアブース】

↑【日本留学フェアブースの様子】

↑【日本留学相談デスクの様子】

↑【日本留学フェアブースの様子】

↑【日本留学フェアブースの様子】

↑【日本留学に関する説明会の様子】

ブラジル・サンパウロ州高等教育機関維持団体組合(SEMESP)一行が本学を訪問

2024.5.23

5月20日、ブラジル・サンパウロ州高等教育機関維持団体組合(SEMESP)のRodrigo Capelato事務局長、ESPM大学(Escola Superior de Propaganda e Marketing)のAlexandre Uehara教授をはじめとしたブラジルの高等教育機関の教職員など約40名が国際局を訪問しました。

今回の訪問は、SEMESPがブラジルの高等教育機関の運営やティーチングの刷新を図る目的で同国各地の機関の教員や管理職職員を対象に毎年実施している国際テクニカルミッションの一環であり、5月15日~28日の訪日の一部として行われたものです。

本学からは大根田 修 国際局長、櫻井 岳暁 国際室長、森尾 貴弘 国際室教授、マルコス・ネヴェス 生命環境系准教授、クラウス・アランニャ システム情報系准教授が訪問団をお迎えし、本学の国際化の経験や国際化戦略、特に学内外の高等教育関連機関が参加する南米拠点事業の活動およびオンライン国際教育プラットフォームJV-Campus、南米からの留学生の受け入れ・サポート体制などについて説明しました。

SEMESP側からはブラジルにおける近年の高等教育機関の現状や高等教育を志向する学生の動向などについての説明がありました。

本学では2015年より南米拠点活動を展開しており、今回の訪問がブラジルの高等教育機関との一層のネットワークの強化、日本への留学促進につながることが期待されます。

SEMESP訪問団の方々
Capelato事務局長(SEMESP)(左)と大根田国際局長(右)
Uehara教授 (ESPM)(左)