11月6日、「日本留学海外拠点連携推進事業(南米)」及び筑波大学南米拠点ペルー第2サテライトオフィスの開所式を日秘文化会館にて挙行しました。
この開所式は、本学が受託している文部科学省「日本留学海外拠点連携推進事業(南米)」等に係る事業活動を推進するための同オフィスを日秘文化会館に開設する旨の協定を本年3月14日に締結したことを受けて挙行されたもの。
永田恭介学長がまず、「日本とペルー外交関係樹立150周年の記念すべき年であり、このような節目に協定の締結、開所式を挙行する運びとなったことは光栄である。組織を代表し、日頃の本学のペルーでの活動について多大なる支援をいただいている関係者に心から熱く御礼感謝申し上げる。」と述べました。また、今後について永田学長は「開所されたオフィスを基軸にペルーを含めたスペイン語圏からさらなる留学生の獲得を図るとともに留学生に向けた日本語・日本文化の学習機会の提供を大学及び関係機関と連携して行うことを目指す」と述べました。
ペルー日系人協会会長のフアン・カルロス・ナカソネ・オオシロ氏からは、「このオフィスは物理的なスペースだけでなく、二つの文化の架け橋であり、学術的な知識と技術の交換、共同研究、共同文化活動の促進の場となるのみならず、日本語教育と普及のためのプロジェクト開発において重要な存在となりうる。我々が最も注目している「Study in Japan」プロジェクトは、ペルーの若者が技術、研究、科学、文化等の分野で世界的リーダーである日本で学び、知識を得る大きなチャンスを提供する可能性を秘めている。今後、この新しい試みがもたらすポジティブなインパクトを楽しみにすると共に、ペルーと日本の協力と友情の象徴となることを願っている。」と述べられました。その後、新オフィス開所を祝い、出席者約40人が集まる中、永田学長、ナカソネ会長がテープカットを行いました。
サテライトオフィスが日秘文化会館内に設置されたことに伴い、ペルー及びスペイン語圏の国々における活発な活動を展開し、ペルー及びスペイン語圏の国々からの留学生の獲得促進はもちろん、日本語教育を中心とした一層の連携強化の一助となることが期待されます。